暮らし

「障害者の○○さん」ではなく「○○さんの一部に障害がある」

投稿日:

「障害者の○○さん」ではなく「○○さんの一部に障害がある」という見方が正しいです。
その「障害」も○○さんが持っているのではなく、社会の側の「障壁」が障害にしているのです。
発達障害や学習障害、知的障害、精神障害も周囲の人の理解と暮らし方や学び方の工夫をすることで障害ではなくなります。
だから、社会的障壁をなくせばそれらは「障害」ではなくなるのです。
そんな社会を作るために作られたのが、障害者差別解消法です。

すべての人が幸せになるための法律

障害者差別解消法は障害者のために作られた、障害者のためになにかしてあげるために作られた法律だと思っている人がいますが、それは間違いです。
すべての人が幸せな暮らしをしていくために作られた法律です。
障害者差別解消法は今年の4月から施行されているのですが、残念なことに、学校でも職場でも地域でもこのような法律があることさえ知らない人が多いです。
「合理的配慮って何?」
「社会的障壁ってどんなことがあるの?」
「私たちの考え方も障害者差別になるの?」
と、まだまだ理解も対応もこれからなんです。
この法律が実効性を発揮することによって私たちの暮らし方が変わり、すべての人が幸せになるのだということを知ってほしいです。
障害者差別解消法リーフレット(わかりやすい版)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-暮らし

執筆者:

関連記事

世界的な所得に対する累進課税の導入によって富の分配を!

2年前にベストセラーになり大ブームになったトマ・ピケティの「21世紀の資本」。 世界の矛盾と諸問題、北朝鮮にしてもISにしてもすべての根源は、格差問題による不平等感にあります。 これは資本主義の致命的 …

ドイツのメルケル首相の「コロナウイルス対策についての演説」を教材にして

ドイツのメルケル首相のコロナウイルス対策についての演説を改めて読んでみました。 国民に対するお願いからはじまります。 「市民の皆さんがこの課題を自分の課題として理解すれば、私たちはこれを乗り越えられる …

「今日の自殺者数」を都道府県別に毎日報道したら社会は変えられる

「今日の感染者数」が毎日のように報道されている一方で、それよりも重要な出来事はほとんど報道されません。 これがメディアの偏りがある大きな問題です。 「今日の自殺者数」を都道府県別に毎日ニュースや新聞の …

所属先や肩書きが知らず知らずのうちに人の意識の中に入り込んでいるおかしさ

子どもの作品の展覧会やコンクールでは、作品には「鳥取市」「米子市」ではなく「○○小学校」「○○中学校」で、「金賞」「銀賞」ではなく「知事賞」「教育長賞」になっています。 学校の代表として出展しているの …

『えんとつ町のプペル』無料公開後の販売効果はすでに実証済み

一斉休校になってからいろいろな無料サービスが提供されていますが、無料公開後の販売効果はすでに実証済みですね。 今行われているサービスの無料提供後、4月以降にどんな動きが出てくるか楽しみです。 特に学習 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク
21世紀の松下村塾 教育相談無料