教育

「子どもを学校に行かせる」ことが義務教育ではない!

投稿日:

「義務教育」の義務とは、「子ども自身が学校に行くことではなく、大人が学びの環境を用意する」ことの義務です。
これまでに何度もいってきましたが、「親が自分の子どもを学校に行かせる」義務があるのではありません。
これ、とっても重要ですからノートに書いておきましょう。^^
児童憲章には、「教育を受ける機会を得る権利はある。
だけど、学校にいかなくてはいけない」とはどこにも書いてありません。
「学校教育」を受けるという限定された権利でもありません。
だから、子どもは「ぼくたちに教育を受ける機会を与えてほしい」という主張をする権利があるのです。
そのような機会、環境を用意するのは大人の義務なんです。
それは、学校という限られた場だけではありません。
これも重要ですからノートに書いておきましょう。^^
この辺を勘違いしている人が多いのです。
特に、教育行政はこれを都合のいいように利用して、「子どもを学校に行かせる」ことが義務教育であるとしています。
そのために、多くの子は「学校に行かない」ことで、多くの親は「学校に行かせていない」ということで罪悪感に苦しんでいます。
私は、全く罪悪感など感じることはないと思っています。
「学校に行かなくてはいけない」という考え方を押しつけ、「学校に行かない子は悪い子」という見方が問題なのですから、罪悪感など感じることはないのです。
自由に自分のやりたいことをやったり、好きなことを勉強したり、行きたいところに行ったり、会いたい人に会ったりすればいいのですが、現状では大人が学びの環境を用意できていないことも、それができにくくなっている理由なんです。
さらに、さらに、
今、「学校に行かない子は悪い子」と国が決めつける法案が審議されています。
現在は審議はストップしていて、施行されるまでにはまだまだ時間がかかりますが、国や文科省はそのような方針を進めていることを知っておいてほしいです。
「義務教育」の意義からいっても、子どもの権利と命を守るために、絶対に阻止しなければならない法案です。
まあ、私は学びの場という「枠」を作ること自体もどうなのかなとは思いますが、その大人自身もいろいろな「枠」の中で管理、監視されていますので、自由は自分でつかむしかないかなというのが正直な話です。
とにかく、やりたい人がやりたいことのできる自由だけは奪われたくはないです。
「学校に行かせなきゃ…」そんなお母さんに知ってほしい義務教育の本当の意味
https://h-navi.jp/column/article/15

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-教育

執筆者:

関連記事

「アダプティブ・ラーニング」で不登校の児童生徒を支援する自宅学習 鳥取

この取り組みは悪くないと思います。 鳥取県教委のいう「不登校問題の改善」って何? 「不登校はいつでも、どこでも、誰にでも起こりうる『問題』」という表現は間違い。 結局「学校に通う」ようになることが目的 …

あなたは文字派? 聴覚派? 6つの「認知特性」ごとに最適な勉強法教えます!

繰り返しドリルは効果があるどころかますます勉強が嫌いになっていきます。 ドリルが宿題に出されてもやる気が出ないのは当たり前です。 だからそんな宿題はしなくていいです。 その時間を自分の好きなことをした …

東大生の1日を50円で買ってくれませんか?って素晴らしい

素晴らしいですね。 何かを教えるとか、何か仕事をするとかではなくて、「自分の時間を売る」という方法があったとは、新しい発見です。 4月からの取り組みのヒントになりました。 東大生の小谷さんはもともとは …

魔法のプロジェクト2015 ~魔法の宿題~

「今回、法律に規定された合理的配慮は“障がい者を特別扱いすることが平等”という考え方。 必要かつ適切であれば特別扱いを認めよう、教育を受ける権利も認めよう、という価値観だ。 教育や入試でのICT利用が …

長期不登校、フリースクールと教育委員会の中身のある連携を求めます

不登校をめぐる問題について、文科省は別に「不登校に関する調査研究協力者会議」を設けて、不登校全般の対策を審議していますが、同検討会議では、長期間の不登校に陥っている義務教育段階の児童生徒に対する、学校 …

スポンサーリンク

スポンサーリンク