これ今に始まったことじゃないよね。
県教委亀井主査は「少しでも鳥取に来たいという気持ちを高めたい」と話したというけど、教員の労働環境や給与体系を改善しない限り教員の成り手はどんどん減っていく。
さらに採用されてもこのまんまだとすぐに辞める若い人も増え続ける。
そして、採用予定数に足りていない人数はどうやって確保するつもり?
校内で掛け持ち仕事を増やして対応?
これからも定年退職後の人たちの善意ボランティアに頼るつもり?
まあなんも変わらんだろーね。
教員はしんどくなっていくばかり、子どももしんどくなっていくばかりだわ。
鳥取県の試験は他の都道府県に比べて早く、22年度の1次試験は全国で2番目に早い6月19日に設定。倍率が全国最高だった高知県(9・4倍)は最も早い6月18日、島根県は7月10日だった。
鳥取県が受験者の確保を目指す背景には、県外の学生を取り込まざるを得ない特有の事情がある。県教委によると、県内の大学には全国で唯一、教育学部がなく、教員を目指して教育学部への進学を希望する地元高校生は島根大など県外の大学に進学する。
ただ、合格者がそのまま採用に結びついていない。22年度の試験は497人が受験し、合格者は203人、採用者は108人で、採用予定者数の150人に届かなかった。受験日が他県より早いため、学生の中には、本命の地元の採用試験前の「練習」として受験し、合格しても内定を辞退する傾向がある。
県教委教育人材開発課の亀井修平教育人材開発主査は「倍率が高いことが良いとは限らない。学生は地元や大学生活を送った土地を好み、縁のない土地を選ぶ人は少ない」と嘆く。県内で教員になった県外出身者がいずれ地元に帰る懸念もあるという。
「腕試し」受験 採用辞退多数 鳥取県小学教員、試験早く 22年度合格203、採用108人
公立小中学校で先生の数が足りていないのは誰の責任か
鳥取県の小中学校も教員の定員に満たしていません。
足りない分は他の教員が相当無理して兼務しています。
これは長年あぐらをかいていた教育行政の失敗例のひとつです。