鳥取県民のつどい

第2回 子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどいが終了しました。

12月1日に北栄町で開催した「第2回子どもの学びと不登校を考える鳥取県民のつどい」に参加していただいたみなさん、午後から長時間ありがとうございました。
今回は二部構成で分科会を行い、多くの方の思いや意見を出し合いたいと考え少人数グループで話し合いをしました。
少人数グループでいろいろ話せたのがよかったという感想も多かったです。
大人分科会もとても楽しくていろんな情報を聞けてよかったという感想をたくさんいただきました。
みなさんがとてもいい表情で参加され、涙あり笑いありの時間となりました。
当事者分科会でも一応話し合いの柱を用意していたのですが、それぞれのグループで話がどんどん進み、進行役がいらないほどでした。
「何回でもパスはOK」と言っていたのですがみなさんが積極的に発言され話し手の想いをしっかり受け止めてくださったと思いました。

どちらの分科会も積極的な発言や建設的な意見をいただくことができ、大変うれしく思っております。
「経験者と保護者の経験談や思いを直接聞くことができて良かった。感動しました。」
「不登校についての県教委の考え方や取り組みも昔と随分変わってきて、親の会と同じテーブルに着いている姿が嬉しかった。」
「親の会の人たちの長年の取り組みが生んだ成果ですね。」
など、うれしい感想もいただいています。
第3回はフリートークの時間も作るといいかなと思っています。

あるお母さんからこんな感想をいただきました。
「今では、自分のことを信じることが出きるようになった。だからこそ、息子のことも信じられている。」
「こんな私なんてって思っていたけど、今では、どんな自分もオールオッケー。ラビューわたし(笑)なんです。お母さんが生きることを楽しまないとどうにもならん!からね(笑)」

まさにこれです。これ。
私が親の会や個別の相談に来られる親御さんに一番伝えたいことがこれです。
お母さんが自分の人生を楽しむことです。そうしたら子どもにもものスゴくいい影響があります。
それは「子どもが学校に行くこと」ではなく、子どもが自己決定をして「自分らしく生きる」ようになることです。経験者として発表した彼のような生き方です。
「今回この会に参加させてもらって私が思ったのは、やっぱり『わかる~』『だよね~』って言い合える場所って必要だなぁ~ってこと」
これもまったく私も同じです。

自己肯定力を育てるのに最も大切なことは「受容」と「共感」です。そして子どもに何かあったときに親のできることは、子どもを「見守り、信じて、待つ」。そして子どもが自己決定したら「いっしょによろこぶ」ことです。
今日本でいろんな事件や問題が起きていますが、その要因のひとつが「居場所がない」ことです。
ということで、来年は『わかる~』『だよね~』って言い合える居場所を広げていきます。

「不登校」って一言でいってもみんな違う、一人ひとりの想いがあり一人ひとりの学び方、生き方がある。あなたはあなたのままでいいんだし、ボクもボクのままでいいんだよ。
私が伝えたかったことを一言でいったらまさにこれです。
現実として課題は多いですが、今後も県民がいっしょになって取り組んでいくことができたらと思っています。
なお、会場の写真はNGとしていましたが、チラシや資料等の写真は使っていただいてOKです。
感想などをSNSに投稿していただけると嬉しいです。

なお、こちらのページに親の会の12月の例会とイベントの案内を載せていますのでお近くの会においでになってみてください。